機械学習が最近会社に広まっている要因
以前の記事では、機械学習理論の知識を紹介しました。
最近は機械学習の運用の本を読みました。面白かったので紹介させていただきたいです。
「构建实时机器学习系统」(彭河森 , 汪涵 著)という本です。(Amazon紹介ページ)
この本は論理知識より、実際の運用について紹介しています。
実際の運用には、下記の部分があります
環境配置, ツール選択, 自動化
これらは実際の仕事中に運用できるので、とても意義があると思います。
まずはどうして機械学習が最近広まったのか要因を紹介します。
1:運用が容易になった
以前は機械学習関連システムの運用とメンテナンスはとても難しかったので、googleなどの大きな会社しか運用できませんでした。googleのような会社が運用できても、更新スピードは遅く効率もあまり良くありませんでした。特に環境配置問題が一番難しいです。例えば、新しいサーバーを利用したくてもセットアップに時間がかかるので、開発者は時間を無駄にしていました。でも最近はdocker、cloudサービス、ci(continuou integration)ツールみたいなものが出てきたので、システムの運用とメンテナンスはやりやすくなりました。例えばdockerを利用することで、新しいサーバーに同じものを配置することが簡単になりました。CIツールを利用するとモーテル更新は全部自動化ができます。このように効率が上がりました。
2:機械学習ツールの標準化
以前は機械学習を利用したい場合は、一つ一つのライブラリーを自分で組み合わせないといけませんでした。これはとても面倒で、開発と運用効率があまり良くありませんでした。しかし最近では、tensorflowや、scikit-learnのようなツールが出てきました。これらのツールは色々なライブラリーがあり、標準の利用方法も決まっています。これにより開発効率が上がり、開発難度も下がりました。
3:人材が業界にいる
色々な会社が機械学習を運用したいために、給与水準が高くなりました。これが原因で色々な人材がこの業界に入ってきました。
だから開発スピードも上がり、色々なサービスが出てきています。
以上が機械学習が最近広まった要因です。
中国広東省出身、京都オフィス勤務のエンジニア。機械学習に興味がある。京都大学留学生として来日して以来、京都の住みやすさが気に入っている。