member
篠原 丈成
プロジェクトサブリーダー、
プログラマー
矢野 貴士
プログラマー
周 瑜
プログラマー
周 吉羽
プログラマー
伍 杰涛
プログラマー
関野 匡朗
プロジェクトリーダー、
プログラマー

クライアントとの距離は、
コミュニケーションの量に比例する。

京都から数100km離れた東京の大学の教務システムを構築するプロジェクト。社内でも大型プロジェクトだったため、10人ほどのメンバーがアサインされ、その半数がエンジニアというチームが発足した。プロジェクトのサブリーダーである篠原がチーム全体を統括し、プログラマーの矢野は篠原とともにシステムの設計などを担当した。それを、プログラマーの伍、周瑜、周吉羽がコーディングしていく。そして、プロジェクトリーダーとして顧客窓口に立ったのが、東京でリモート勤務をしているプログラマーの関野。プログラマーとしても活躍する関野なら、京都オフィスのメンバーに代わり、クライアントと細部まで話を詰めて要件定義することができる。

距離が離れているからこそ、関野と京都オフィスのメンバーのコミュニケーションも重要だ。関野はクライアントからの要望や作業の優先順位などを京都オフィスのメンバーに伝えるために、毎日ビデオ通話で全員参加の会議を開いた。そうすることで、メンバーそれぞれに自分のタスクをしっかりと理解してもらうことができたのだ。

ノウハウを蓄積してきたから、
複雑な教務システムを完璧に構築することができる。

教務システムの内容は、履修登録や出欠管理、成績判定、卒業判定などさまざま。メディアマックスジャパンは、これまでも多くの大学の教務システムを手掛けてきた。しかし、大学の業務フローがそれぞれ異なるため、システムをパッケージ化することは難しい。だから、その大学に必要なものや課題、特例の要件を聞き出し、一つひとつ新しくつくりあげていく必要がある。特に卒業判定システムは決して間違いが許されないため、最も正確性を求められる。

本来は成績判定システムと連動するものだが、必修科目を履修していないが、代わりとなる科目を履修して卒業要件を満たしているなど、大学ごとに特殊なルールがあるため、成績だけに依存して卒業判定をすることはできない。間違いが許されない卒業判定だからこそ、すべての要件を組み込むため、どうしてもシステムは複雑化する。今まで培ってきたノウハウやスキルをすべて注ぎ込み、システムを構築していった。また、メンバー全員が課題意識を持って大学のルールをしっかりと把握し、入念な確認作業も行うことで丁寧に開発をしたのだ。

「技術的に無理です」とは言わない。できるようにすることこそが、プロジェクトの意義。

プロジェクトが始まって1年弱。クライアントからは、「ビーコン」と呼ばれる位置特定技術を使ったシステムで、出席管理を自動化したいというオーダーが来ている。しかし、ビーコンの精度は高いとは言えず、システム側もリアルタイムで情報を処理しなければならないため検証が必要だ。だが誰一人、「それは技術的に無理です」とは言わない。メンバー全員で対策を考え、実装に向けて動いていく。教務システムはまだ途中段階だ。この先、2、3年は作業が続いていく。本来、このような規模の大きい大学の教務システムは、大手のIT企業が手掛けていることが多い。

しかし、メディアマックスジャパンには、多くの大学の教務システムを構築してきたチームがいる。依頼された仕事だけでなく改善提案までできる柔軟性や、細かな改修作業にも対応できる体制がある。それは、少数精鋭の会社にしかできないことだ。だから、クライアントに選ばれ続けている。これからも、チームでクライアントの信頼を勝ち取り、新しいシステムをつくり上げていく。


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