AGILE TESTING CONDENSED読書会

こんにちは、広報・デザイナの松本です。
先日何度目かの「Agile Testing Condensed」の読書会を行いました。
週に1回有志で集まり、アジャイルテストについての本を読んでいます。
「Agile Testing Condensed」は、テスト手法についての詳細に解説するのではなく、アジャイルテストの勘所やマインドについて、ぎゅっと濃縮(Condensed)して紹介してくれている短めの本です。
(mmjでは不定期に読書会を開催しており、前回は「Effective Devops」を読みました)
QA(品質管理&テスト)、バックエンドエンジニア・フロントエンドエンジニア、デザイナ、など様々な役割のメンバーが参加して、それぞれの立場・知識・視点から内容を読み解いていきます。

Agile Testing Condensed Japanese Edition
Janet Gregory, Lisa Crispin著、Yuya Kazama 訳
Agile Testingの考えが濃縮された一冊
画像はLeanpubサイトより引用

きっかけ

「Agile Testing Condensed」を読むことになったきっかけは、QAチーム。
この本をエンジニアと一緒に読むことでチーム全体でテストへの理解を深めたい、テストの在り方を考えたい、というものでした。
QAチームの熱心な働きかけもあり、今ではかなりのメンバーが読書会に参加しています。
そして読書会に参加できないメンバーも後から内容を見られるように、いつでも途中参加できるように、と毎回議事録も書いてくれています。
新しいことが始まる時には、熱量を持った人の存在がありますね。
QAのみなさんありがとうございます!

初回から

さてこの読書会の初回、シニアエンジニアの一人から「この本をざっと読んでみて、今まで僕らが取り組んできた開発方法とは全く違う、かなり破壊的な内容が書かれていると感じたけれど、この本を本当に読み進めますか?自分たちのやり方を根本的に変える覚悟が必要かもしれない」という、なかなか刺激的な問いかけから始まりました。
その問いに対して、全てを根本的に変えることはすぐには難しいかもしれないけれど、取り入れられることは必ずあるはずと考えて、読み進めています。
Devops、テスト自動化、テスト駆動開発、継続的デリバリー(CD)に関連する内容が多くあり、部分的にはmmjでも既にプロジェクトに採用して成果をあげられているものがあったり、はたまた「できたらすごいけど、どうやって実現するの??」と頭を悩ませるものがあったり、毎回新しい発見をしながら読み進めています。

勉強会の様子↑

読書会の進め方

毎週木曜日に約1時間ほどでおこなっており、流れはこんな感じです。

  • 書記の決定 (2m)
  • 本の読み込み (10m)
  • 不明点の質問 (15m)
  • グループセッション (15m)
  • 感想共有 (5m)
  • ふりかえり (10m)

グループセッションは皆に発言の機会があるようにZoomのブレイクアウトルームを使用して3~4人づつに分かれてセッションをしています。

学んでいること

本を読むだけならば一人でもできますが、複数人で読書会をすることで、自分一人ではわからなかった内容が理解できたり、さらりと読み飛ばしていた個所を掘り下げて考える人がいたり、と複数の視点で読むことでより深く内容を理解することができるように感じます。
なによりも単に知識をインデックスするだけではなく、
今自分たちがやっているプロジェクトと照らし合わせて、自分たちに足りないのはどこなのか?
この本が勧める手法は自分たちのやっている案件の種類や規模にも適用できる話なのか?
そんなことを話し合っています。
また思わぬ副産物として、この読書会がプロジェクトの垣根を超えた情報共有の場にもなっています。
各プロジェクト内では当たり前のことでも、プロジェクト外部からは具体的な取り組みが見えにくいため、読書会の中で「このプロジェクトでは〇〇を採用してやってみて、この辺が良かった。この辺がまずかった」などと具体的な話をしていくことで、とお互いに理解を深めています。
今後も楽しんで続けていければと思っています。

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