こんにちは。QAチームです。
年末年始。何かと1年の振り返りが多い時期ですね。
2022年を振り返って一番忘れられない出来事は断水事件でした。
全国区ニュースにもなったのでご存じの方も多いと思うのですが、私が住む静岡県の一部地域では台風により1週間以上の断水が発生しました。
断水以外があまりニュースにはなっていませんが、1階がまるごと浸水する地域や停電も広い地域で発生したり、道が分断されたりと、断水以外の影響も大きめの災害でした。
幸い私の地域は断水のみで、電気もインターネットも利用可能でしたので即日仕事が可能でした。
川が氾濫した地域や道路が冠水した場所では、日本とは思えない土埃の舞う茶色い地面になっており、衛生的にやや不安な状態でしたので、その中を出勤しなくてもよいリモートワークはとてもありがたかったです。
たまに水没がある地域なので地面が泥まみれになること自体は見慣れていたのですが、長期断水のため掃除ができずに数日間地面が茶色いままだったことは初めてでした。
仕事はできる状態ではありましたが災害発生当初は、どのお店にも飲料水もお茶もない状態だったため、半休などをいただき遠出をしてなんとか飲み水を確保していました。
また、飲料水ではなく、洗濯やトイレの水を求めて近隣の水が出る地域へ人が殺到したため、近隣地域の水源が枯渇して災害当初よりも断水地域が広がる現象が発生しました。
飲み水自体は2日程度で各店舗に置かれるようになったのですが、断水地域の拡大や長期断水の決定により、温泉や銭湯が某テーマパークのアトラクション並みに待たなければ入れない状態になりました。
mmjではフレックスタイム制度があるので、コアタイム終了後の夕方前に中抜けをさせてもらい、さほど並ばずに利用することができました。
銭湯の施設内で密集して待つこともコロナ感染のリスクが高まってしまうので、比較的人が少ない時間帯に行けることのメリットは時短以外にも大きかったと思います。
そうこうしているうちに、飲料以外で利用できる工業用水の供給がはじまりました。
今までやっていた、お風呂にためていたお水をトイレ利用のたびに運ぶ作業がなくなり、それだけでもとても楽になりました。
その数日後には飲料可の水が出るようになりました。
今回の断水を振り返って、リモートやフレックスタイム制のおかげで水確保のために時間を使いつつ働くことができることのありがたさをとても感じました。
また、近隣の水没地域の土砂やがれきに覆われた風景を目の当たりにして受けていたショックを、朝会リモートミーティングでいつもと変わらぬ会社の姿を見て落ち着かせることができました。
昨今、大地震だけではなく、水害や竜巻、今年で言うと大雪の被害など様々な災害が色々な場所で発生しています。
今回は断水でしたが数年前は台風の土砂災害で、最寄り駅と隣駅の電車が1か月運休となり、その区間のみバスでの振替輸送で主要道路も毎朝大渋滞。
電車利用ではない人も含めて1か月間ほど出社しにくくなったこともありました。
また、海や川が近くのない埼玉の実家でも竜巻が発生し、学校の体育館の倒壊や幼馴染の家の半壊もありました。
mmj入社前の東京で客先常駐で働いていた頃には、常駐先で東日本大震災に見舞われ、鉄道が止まり十数キロ歩いて帰宅したのち数日自宅待機を経験したこともあります。
あわてて自宅で働けるように環境を整えようとしても、社外からアクセスできないサーバーやデータなど色々な問題があり、前もって環境が整っていなければ勤務先と同じように自宅で働くことは難しいなと痛感しました。
コロナの流行で注目されたリモートワークですが、リモートワーク可能な仕事環境は災害にも強いです。
さらに、mmjではフレックスタイム制もあり、プロジェクトメンバーと調整して中抜けすることも可能ですので、非常時に行かなければならない場所があっても混雑を避けることもできます。
電気とネットさえ利用可能な状態なら、通勤や移動が困難な状態でも働くことができ、働くという日常をいち早く取り戻せることは心の安定にも繋がります。
私はフルリモートですが、もちろん、出社する勤務スタイルの方もmmjにいます。
普段出社している方でも、いざという時に自宅でリモートできることは強みだと思います。
何も起きないに越したことはないのですが、自然災害・病気の流行、どうしても自分では防げないことがある世の中です。
災害の備えの一つとして、自宅で仕事ができる環境という選択はいかがでしょうか。
静岡在住のフルリモート勤務をするQAエンジニア。前職は大手SIerのエンジニア職。開発の勘所がわかる品質担当として頼られている。