こんにちわ、フロントエンドエンジニアの岸です。
mmjでは他社の方と合同で毎日30分読書会を行っています。
今読んでいる本はオライリーの「Effective DevOps」と言う本です。
組織の文化について様々なことが書かれています。
最近の読書会でフィードバックについての章を読んだので簡単に紹介したいと思います。
フィードバックとは
フィードバックとは、ある人の仕事や行動に対してどのような結果が生まれたのかを伝えることです。
フィードバックを行うことで成長の手助けができれば組織の発展に繋がるそうです。
フィードバックとマインドセット
フィードバックは受け手のマインドセットに影響を与えます。
「賢いね」「人付き合いが得意じゃないね」などのその人の性質や変更不能な事実に対するフィードバックは、固定思考に傾きます。
固定思考は、ミスを恐れて挑戦しなくなったり、周りに悪く思われるリスクを避けて行動しなくなり、現状で維持に重点を置く思考です。
「よく勉強したね」「自分の知識をうまく伝える方法を見つけてね」という努力、行動、成果、思考、将来すべきことに対するフィードバックは成長思考に傾きます。
成長思考は、誰にでもなんでも出来る可能性があると考え、難しい仕事にでも立ち向かい、失敗しても繰り返し努力し、自分の成長に重点を置く思考です。
また、元々固定思考の人でも、フィードバックの仕方で成長思考に傾くことがあるそうです。
devOpsでは成長思考と学習する組織は組織の発展に役に立つとされているので「この人は○○○だからダメだ」という風に諦めずに、成長に導くようなフィードバックをすることが大切です。
フィードバックの頻度
フィードバックの頻度は多い方が良いとされています。
実行可能なフィードバックがある場合はすぐにフィードバックを行うことが、個人にとっても組織にとっても大きなメリットになります。
逆に、年に2回の評価制度のタイミングでフィードバックを行うとします。
半年の間、自分ではすごく努力していると思っていたら、フィードバックで期待はずれの評価をされると嫌な思いをさせてしまいます。
このようなギャップをなくすためにも頻繁にフィードバックを行うことは大切です。
小さなフィードバックは受け手も調整しやすく問題の解決も早くなるメリットがあります。
いい組織はこのような継続的フィードバックというアジャイルな考え方になるはずだと書かれています。
まとめ
・その人がどうなのかということではなく、努力、行動、成果、思考、将来すべきことなど、受け手が何ができるのかに着目する
・実行可能なフィードバックがあれば素早くフィードバックを行う
今はフィードバックを受けることが多い立場ですが、自分がフィードバックをすることがあればこれらを意識したいと思います。
京都オフィスに勤務するフロントエンドエンジニア/デザイナー。コーダーの業務領域もカバーしつつ、ReactなどのJavaScriptのフレームワーク・ライブラリを使った開発業務を行っている。